冷え性が続くと、まず血行が悪くなります。
結果体がむくみやすくなったり、ダイエットをしてもサイズダウンが難しくセルライトができやすくなったり、ということもあるようです。
しかし、更に厄介な問題があります。
それは内臓温度の低下です。
内臓温度とは深部体温ともいわれますが、腋の下で計る体表面温度とは異なり、特別な機械や直腸に体温計を入れることで正確な体温をることができます。
内臓温度の低下しても、自分自身では“冷えている”という感覚はありません。
何が問題かと言えば、内臓温度が低くなると、基礎代謝も落ちてきます。
これは、やせにくい体質になってしまうことを意味します。
ちなみに内臓温度が1度下がると、基礎代謝は約12%も下がってしまいます。
女性の1日の平均基礎代謝量1200kcalの場合、内臓温度が1度低くなると1日で約144kcalのエネルギーを消費できていないことになります。
これは小さめのおにぎり一個分に相当するカロリーですから、馬鹿になりません。
また「冷え」は太りやすい体をつくるだけでなく、あらゆる体の不調を引き起こし、これらの症状が老化の原因にもなります。
「冷え」の原因は、食事、服装、喫煙などの生活習慣に大きく影響します。
例えば冷たいものを好んでたくさん飲む人は、冷えている可能性が高いのです。
全国冷え症研究所に来る患者さんの内臓温度を測ったところ、冷えの自覚はなくても内臓温度が平均値より低い人が大勢みられるそう。
上記で冷え性はダイエットの天敵である、ということを述べましたが、ダイエットが冷え性を誘引してしまうこともあります。
減量するために、無理なダイエットで急激に食事の量を減らすと、体の熱をつくる筋肉を落とすばかりでなく、心臓や内臓の働きに必要な栄養素の不足、偏りが生じます。
また、女性ホルモンのバランスが崩れると、自律神経にも悪影響が及び、血液循環の不良、体温調節機能の低下を引き起こし、冷え性の原因となって、冷え性を助長します。
血液循環の不良による内蔵機能の低下⇒内臓温度の低下⇒下腹部に静脈血のうっ血が生じ、胃腸、肝臓、腎臓など内臓器官の働きが低下⇒体の冷えを助長
このような悪循環に陥ってしまうのです。