手足の指先が冷え切ってしまい辛い、という症状はありませんか?
“末端冷え性”とは、手や足の身体の末端部分に血液が巡らず冷えてしまうことを指します。
特に若い女性に多く見られます。
「末端」 とは言われていますが、これは区別する必要は全く無く、“冷え性”と考えて問題はありません。
そもそも、手足はなぜ冷えやすいのでしょうか。
冷えには血管の運動を調節する自律神経が関係しています。
身体は、脳や、心臓、各臓器 など、血流の滞りが許されない器官に優先して血液を巡らせるようにできています。
自立神経の働きが低下していると、からだの末端まで血液が流れにくくなり、手足が冷えてしまうんですね。
自律神経には、交感神経と副交感神経があって、精神的に緊張したときや 寒い時などに、血管から熱を逃がさないように交感神経が血管を縮めます。
血管が縮むと血流が減少して周囲の温度が下がります。
手足の血管が寒さや緊張で縮んで、手足の冷えを感じた経験は誰でもあるのではないでしょうか。
はっきりした病気がなければ、自律神経の障害や冷え症が考えられます。
この場合は足だけでなく、からだ全体を温めることが大切です。
末端冷え性には、ストレッチが大変効果的であると言われています。
末端の冷えが進行すると、今度は逆に末端がほてってきます。
「冷えがなおった!」と思ってしまいがちですが、実はこれは冷えがさらに進んでしまった状態ですから注意してください。
おなかやヒザが冷えていたら要注意です。
冷えは末端からだんだん身体の中心に集まって、子宮や膀胱に影響を及ぼし、尿が少なくなったり、異常に多くなったりなどの膀胱症状が出るようになります。
場合によっては病気がひそんでいることもありますので注意が必要です。
下記のような場合、感覚異常として冷感を訴えたり、手足が冷たくなることがあります。
・動脈硬化による血行障害や腰椎(ようつい)の病気
・糖尿病などに よって神経が障害を受けている場合
・甲状腺などのホルモン異常
・貧血
・膠原(こうげん)病
たとえば、朝、手に水をつけると指が真っ白になって、しびれと痛みをおこすレイノー現象では、膠原病が隠れているいることが多いようです。
また、手足が冷えるタイプは、しもやけになりやすい人が多いのですが、 しもやけだとばかり思っていたら、膠原病の湿疹だったというケースもあります。